対話を通じて人の能力を引き出すプロ、駄田井一孝です。
日々、経営者や管理職の方と対話をしている中で、大事だと思うポイントをお伝えします。
上司の一番の役割は、部下を力づけることだと思っています。
では、どんな言葉を伝えれば部下を力づけることが出来るのか?
それは、部下がこれまでに気が付いていなかったことに気が付けたり、「おっ、成長したな」と思った時に、
「どうしてそうしようと思ったの?」や、「どうして気が付けるようになったの?」と理由を尋ねてみることです。
部下の行動に変化や成長が現れている時、その理由を尋ねて頂けると、部下からすると、「自分のことをよく見てくれている」「自分に関心を持ってくれている」ということを言葉を通して伝えることが出来ます。
人は、自分のことを分かってほしい。自分のことを認めてほしいと思っている存在です。
部下に対して、こちらは常にあなたを見ていますよ。関心を持っていますよ。と声を掛けることで、「もっとやってみよう!」につながります。
逆に、部下に対して、関心を持っていなかったり、変化や成長に気づいてあげれないと、「上司は私のことを分かってくれない」となります。
今回、上司と部下の関係性の中でどんな言葉を投げかけるのか?についてお伝えしましたが、理由を尋ねることについては、親子関係でも試せます。
子どもがこれまで出来なかったことが出来るようになった時に、「どうして出来るようになったの?」と尋ねてあげると子どもはその理由を探します。
その理由を聴くことで、あなたの成長を見てますよとメッセージを伝えることが出来ます。
理由を尋ねてみること。試して頂けたら嬉しいです!