先日、ある中小企業で新入社員研修の講師を勤めました。
研修の中で、最初にお伝えしたのが、
 
よい職場を作るための3原則についてです。
 
【原則】
多くの場合に共通に適用される基本的なきまりや法則
 
職場をよくしようとしたら、
まずこの3つから始めるといいという法則、
 
それが、
 
「時を守り、場を清め、礼を正す」
 
です。
 
教育哲学者の森信三(もりのぶぞう)先生が、提唱された原則です。
 
時を守る・・時間を守る。5分前行動をする
 
場を清める・・掃除をする、履物をそろえる
 
礼を正す・・挨拶をする。「ハイ」と返事をする
 
 
 
人によっては、そんなの当たり前やん。
そう思われるかもしれません。
 
 
しかし、その当たり前のことが出来ているようで
出来ていないことが多いのです。
 
会議やミーティングの開始時間に人が集まらない。
開始時間になっても「遅れます」の一言の連絡がない。
 
机の上の整理整頓が出来ていない。
履物が揃えられていない。
 
自分から挨拶をしない。挨拶をしても返ってこない。
呼ばれても返事がない。等々。
 
よい職場を作っていくために、
まずは、3つのことからやっていきましょう!
 
と新入社員の方にお伝えしました。
 
 
新入社員研修をきっかけに、私自身が新たに始めたことがあります。
 
それが、「毎日のトイレ掃除」です。
 
自分の仕事机や身の回りのことについては、
マメに掃除をしていましたが、自宅のトイレ掃除については、
妻に任せっきりにしました。
 
トイレ掃除を始めてから3日経った時に、
ほとんど汚れてないし毎日しなくてもいいやん。
 
と悪魔のささやきが聴こえてきたのですが、
そのささやきを振り払って続けていました。
 
その後、何日か経って、ふと自分の変化に気が付きました。
 
冷蔵庫の中の汚れやリビングの汚れ、
いろいろな汚れに気が付いて、
他の箇所も掃除をし始めるようになったのです。
 
この変化は何から起きているのか。
 
自分の中を探り答えを見つけ出しました。
 
これまでの掃除に対する私の考え方は、
 
汚れていたら掃除をしよう!
 
でした。
 
トイレ掃除なら自分が汚したからトイレ掃除をしよう。
リビングが汚れているから掃除機をかけよう。
書類が散らかっているから片付けよう。
 
掃除はしていたのですが、
あくまでも汚れたらやる!
という考え方でした。
 
その私が、毎日トイレ掃除をするようになって、
 
汚れているか汚れていないかに関係なくやる!
 
に考え方が変わりました。
 
その考え方で掃除をすることで、
他の事にも気が付けるようになったのです。
 
今日お伝えしたかったことを、もう一度お伝えします。
職場をよくしようとしたら、まずこの3つから始めるといいです。
 
「時を守り、場を清め、礼を正す」
 
身の回りの何か一つから始めてみませんか?

よい職場を作るための3原則とは?” に対して2件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください