自ら考え動く人材を育てたい
そう思っている方に部下や子どもが自ら成長していく
問いかけについてお伝えします
部下の方の取り組みに対して
上司であるあなたが
「もっとこうした方がいい」
「ここに注意しておかないと駄目じゃないか」
という風に
アドバイスや助言
叱責をすることはよくあるでしょう
「良かったよ!」であったり「今一だな」
という評価を下すこともあるかと思います
あなたの意見をお伝えする前に
一つ相手に問いかけてほしいことがあります
その問いかけとは?
「やってみてどうでしたか?」
という一言です
こちらが先に評価を下す前に
「本人が取り組んでみてどうだったのか?」
を先に聴いてみるのです
思っていたように動けませんでした
今回、こういう所に気を付けていました
お客様に、伝えたいことは全て伝えることが出来ました
もっと事前準備をしておけばよかったです等々
本人が感じていることをまずは受け取ります
これは、是非とも人を育てる立場の方に
実践して頂きたいことですが
自分の意見を言う前に
まず相手の意見を聴くのです
人は誰しも
自分のことを分かってほしい
という欲求があります
その欲求を満たした上で
こちらが伝えたいことを伝えます
私は中小企業の管理職の方と関わる機会が多いのですが
管理職の方の思いやこう動いてほしいという要望は
部下によく伝えていると思いますが
部下の方の思いや考え方をしっかりと
聴いているケースは驚くほど少ないです
中小企業の人材育成のスタンスとして
「指示待ちではなく、自ら考え動く人を育てたい」
という要望があると思うのですが
そういう人材を育てたいと思うなら
部下の意見をしっかりと聴き
部下が何を考えどう動こうとしているのかを
上司が把握しておく必要があります
私は人材育成は子育てに通じる所があると日々感じています
例えば、部活動をしている子どもの親が
子どもの試合を観に行った際に
プレーを見た親が
「もっとしっかりしろ!」
「こうしなきゃ駄目じゃないか!」
という風に子どもを応援する気持ちから
叱咤激励するのは分かるのですが
やはりまず聴いてほしいのは
一つ一つのプレーに対して
「どうだったのか?」
の一言です
子どもは子どもなりにいろいろなことを考えて
プレーをしています
まずは子どもの感じていることを受け取ります
楽しかったという一言なら
「どんな所が楽しかった?」
と掘り下げることが出来ますし
悔しかったという一言なら
「どんな所が悔しかったの?」
と掘り下げることが出来ます
そんな風に相手の取り組みを聴いてみる所から
関係性を構築していきます
是非、試して頂けましたら嬉しいです!